感動の樹齢2000年!北杜市実相寺山高神代桜が魅せる絶景体験
公開日:2026.02.04
山梨県北杜市の実相寺に立つ山高神代桜は、推定樹齢2000年とされる日本最古の桜として、多くの人々の心を魅了し続けています。日本三大桜の一つに数えられるこの桜は、ただ美しいだけでなく、日本の歴史と文化が刻まれた生きた文化財なのです。八ヶ岳南麓の豊かな自然に囲まれた実相寺は、日蓮宗の古刹として長い歴史を持ち、境内には貴重な文化財も数多く残されています。
この記事では、山高神代桜の魅力はもちろん、実相寺の歴史的価値、2025年春から導入された拝観料制度の背景、そして北杜市周辺の観光スポットを含めた効率的な旅行プランまで、完全ガイドとしてご紹介します。
四季を通じて異なる表情を見せる実相寺の魅力を知れば、きっと一度は訪れてみたくなることでしょう。
※正式名称は「大津山實相寺」ですが、この記事では一般的に使用される「実相寺」表記で統一しています。

目次
実相寺が誇る推定樹齢2000年の山高神代桜|北杜市が世界に誇る絶景
ここでは山梨県北杜市の実相寺に佇む山高神代桜の圧倒的な魅力をご紹介します。推定樹齢2000年という途方もない時間を生き抜いてきたこの桜は、日本最古の桜として多くの人々を魅了し続けています。八ヶ岳南麓の自然豊かな環境で、最新の保護技術に支えられながら美しい花を咲かせる姿は、まさに日本が世界に誇る絶景といえるでしょう。
日本三大桜の筆頭、天然記念物第1号の圧倒的存在感
山高神代桜は、日本三大桜の中でも最も古い歴史を持つ桜として知られています。1922年に国の天然記念物第1号に指定された歴史的価値は計り知れません。
幹周り約12メートル、樹高約10メートルという巨大な姿は、約2000年という長い時間を生き抜いてきた生命力の象徴です。エドヒガンザクラの特徴である長寿命を体現し、日本の桜文化の原点ともいえる存在感を放っています。
春の開花時期には、その威厳ある姿で訪れる人々を圧倒し、日本の自然が持つ美しさと力強さを実感させてくれます。
エドヒガンザクラの巨木が織りなす春の絶景
3月上旬から4月上旬にかけての開花時期は、山高神代桜が最も美しい姿を見せる季節です。淡いピンク色の花が咲き誇る様子は、まさに絶景と呼ぶにふさわしい光景を作り出します。
桜の周囲に広がる水仙の花畑との鮮やかなコントラストや、八ヶ岳や南アルプスの雪化粧した山々を背景にした景色は、訪れる人の心に深い感動を与えます。特に朝夕の光の変化により、桜の表情が刻一刻と変わる様子も見どころの一つです。
桜の生命力を支える最新の保護技術と宇宙桜プロジェクト
山高神代桜の美しい姿は、現代の品種解析や遺伝学の研究に基づいた、最先端の保護技術によって支えられています。樹勢衰退の危機を乗り越えるため、土壌改良や根系保護などの専門的な管理が継続的に行われています。
実相寺では国際宇宙ステーション「きぼう」で種子を保管した宇宙桜プロジェクト『希望のさくらプロジェクト』にも参加し、後継樹の育成に取り組んでいます。宇宙を旅した種子から育った若木が境内で大切に管理され、伝統と最新技術の融合による桜保護が実践されています。
このような革新的な取り組みにより、約2000年の歴史を持つ桜が現代でも美しい花を咲かせ続けているのです。

実相寺の歴史と文化財|日蓮宗古刹の魅力を深く知る
ここでは山梨県北杜市の実相寺について、山高神代桜だけでない寺院としての深い魅力をご紹介します。650年を超える歴史を持つ日蓮宗古刹として、地域の人々に愛され続けてきた実相寺には、貴重な文化財と四季の美しさが息づいています。
室町時代創建の古刹に息づく650年の歴史
実相寺の創建は1375年(永和元年)にさかのぼります。日蓮宗の僧侶である実相院日応上人が、当時の山高村大津にあった真言宗の寺院を譲り受け、日蓮宗に改宗したことが始まりとされています。
日応上人は日蓮を身延山に招いた波木井実長の四代後の伊豆守実氏が出家した人物で、身延山久遠寺との深いつながりを持っていました。その後1561年(永禄4年)には武田信玄の命により現在の山高の地に移転し、武田家の祈祷所として重要な役割を果たしてきました。
650年を超える長い歴史の中で、実相寺は地域の精神的支柱として多くの人々の信仰を集めています。
本堂と梵鐘に刻まれた時代の足跡
境内の本堂は、実相寺の歴史を物語る重要な建造物です。創建以来2度の火災に見舞われながらも再建され、現在の姿に至っています。江戸時代の建築様式を今に伝える本堂には、十界曼荼羅が本尊として安置されています。
境内には北杜市指定文化財である梵鐘も保存されており、1655年に製作されたこの鐘は実相寺の歴史の証人として大切に守られています。これらの文化財は、時代を超えて受け継がれてきた日蓮宗の教えと地域文化の融合を示す貴重な遺産といえるでしょう。
参拝者は境内を散策しながら、歴史ある建造物の静寂な美しさを体感できます。
境内を彩る文化財と四季折々の見どころ
実相寺の魅力は山高神代桜だけにとどまりません。春には全国の名桜の子桜や枝垂桜など約30本の桜が境内を彩り、桜の名所としての美しさを演出します。夏には緑豊かな八ヶ岳の自然が境内を包み込みます。
秋の紅葉時期には境内の木々が色とりどりに染まり、南アルプスの山々とのコントラストが絶景を生み出します。冬には雪化粧した境内と山高神代桜の凛とした姿が、静寂な美しさを見せてくれるのです。
ラッパ水仙やチューリップの花畑も季節ごとに境内を美しく飾り、年間を通じて自然の豊かさを堪能できる観光スポットとなっています。

拝観料500円で支える桜保護|2025年春導入の背景と意義
ここでは2025年春から実相寺で初導入された拝観料制度について、その背景にある桜保護への真剣な取り組みをご紹介します。樹齢約2000年の山高神代桜を未来に継承するため、訪問者一人一人が桜の未来づくりに参加できる仕組みが整いました。
樹勢衰退からの復活を支えた地域の取り組み
山高神代桜は過去に深刻な樹勢衰退の危機に直面しました。長い年月と自然災害により、最盛期の大きさと比べると小さくなったものの、地域住民と専門家の努力により現在の美しい姿を保っています。
13世紀には日蓮聖人がこの桜の衰えを見て回復を祈ったところ再生したため「妙法桜」とも呼ばれるようになりました。現代でも科学的な樹勢回復技術や土壌改良、害虫対策などの専門的な管理が継続的に行われています。
拝観料導入で実現する持続可能な桜保護活動
2025年3月中旬から桜の見頃時期に限定して拝観料制度が導入されました。一般500円、北杜市内在住者300円(身分証提示が必要)の料金設定で、中学生以下は無料となっています。これまで無料開放を続けてきましたが、維持管理費用の増加により苦渋の決断となりました。
拝観料収入は桜の保全と境内の環境整備に活用され、専門家による定期的な健康診断や土壌改良、設備の整備などが実施されます。また、境内の他の桜や文化財の維持管理にも充てられます。
現金での支払いのみで、受付は東側山門での一元化となっています。桜シーズン以外の時期は、従来通り無料で境内を拝観できます。この拝観料制度により、訪問者は観光を楽しみながら山高神代桜の未来を支える「貢献型の観光」を実現しています。
日本最古の桜である神代桜の適切な保全と維持管理が継続的に可能となり、訪れる人々はこれからも安心してその生命力を感じることができるでしょう。

北杜市実相寺への完璧なアクセスと周辺観光|効率的な旅行プラン
ここでは山梨県北杜市の実相寺への最適なアクセス方法と、周辺の桜名所を巡る効率的な観光プランをご紹介します。東京から約2時間でアクセス可能な実相寺を中心に、八ヶ岳エリアの魅力を満喫できる1日コースを提案します。
電車・バス・車での最適ルートと駐車場情報
東京(新宿駅)から実相寺へのアクセスは、電車・車ともに約2時間~2時間30分となっています。電車利用の場合は特急あずさ号で韮崎駅まで行き、そこからバスまたはタクシーでの移動となります。
車でのアクセスは中央自動車道を利用し、小淵沢IC、長坂IC、須玉ICのいずれかが利用可能で、目的地に応じて最適なインターチェンジを選択できます。桜の見頃時期には混雑が予想されるため、早朝の出発がおすすめです。
駐車場は実相寺周辺に臨時駐車場が設置されますが、混雑時期は満車になる可能性があるため時間に余裕を持った計画が必要です。
眞原桜並木と清春芸術村を巡る桜名所コース
実相寺から車で約10分の距離にある眞原桜並木は、約750メートルにわたって約200本のソメイヨシノが並ぶ絶景スポットです。甲斐駒ヶ岳をバックにした桜並木の景色は、4月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。
さらに清春芸術村では、樹齢約100年のソメイヨシノの群生が山梨県指定文化財として保護されており、芸術と自然が調和した独特の空間を楽しめます。実相寺→眞原桜並木→清春芸術村のコースで、車なら半日で効率的に3つの桜名所を巡ることができます。
各スポットの見頃時期は年によって異なるため、訪問前に北杜市観光協会の公式サイトで最新の開花情報をご確認ください。
八ヶ岳エリアのグルメと温泉を楽しむ
桜鑑賞後は八ヶ岳エリアのグルメと温泉で旅行を締めくくりましょう。清里高原エリアには地元の新鮮野菜を使ったレストランやカフェが充実しており、高原野菜の料理や八ヶ岳牧場のソフトクリームなど、この地域ならではの味覚を堪能できます。
温泉施設では日帰り入浴可能な施設が複数あり、桜鑑賞で疲れた体をゆっくりと癒すことができます。清泉寮のような高原リゾート施設では、八ヶ岳の自然を眺めながらの食事も楽しめるでしょう。
宿泊を考えている方には、温泉ホテルから高原リゾートまで多彩な宿泊施設が用意されており、家族旅行からカップルまで幅広い旅行スタイルに対応しています。
まとめ
最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。
山梨県北杜市の実相寺と山高神代桜の魅力について詳しくご紹介させていただきました。推定樹齢2000年という途方もない歳月を生き抜いてきた日本最古の桜の物語を通じて、自然と文化の素晴らしさを感じていただけたでしょうか。
ここで改めて、この記事の重要なポイントをまとめてお伝えします。
この記事の重要ポイント
- 山高神代桜は推定樹齢2000年の日本最古の桜で、1922年に国の天然記念物第1号に指定された日本三大桜の筆頭である
- 実相寺は1375年創建の日蓮宗古刹で、650年以上の歴史を持つ貴重な文化財と四季折々の美しさが楽しめる
- 2025年春から桜の見頃時期限定で拝観料制度(一般500円)が導入され、訪問者は拝観料を通じて桜保護活動を支えることができる
- 東京から約2時間~2時間半でアクセス可能で、眞原桜並木や清春芸術村と合わせて効率的な桜名所巡りができる
- 八ヶ岳エリアのグルメと温泉も組み合わせることで、神代桜訪問をより豊かで忘れられない観光体験へと昇華できる
実相寺の山高神代桜は、単なる観光スポットを超えた日本の文化遺産です。現代の最先端の保護技術と地域の人々の愛情に支えられながら、約2000年もの間美しい花を咲かせ続けています。
拝観料制度の導入により、私たち訪問者も桜の未来を守る重要な役割を担うことになりました。春の開花時期にはぜひ実相寺を訪れ、悠久の時を感じさせる桜の美しさと、八ヶ岳南麓の豊かな自然に包まれた特別な時間をお過ごしください。
この記事のポイントQ&A
推定樹齢2000年の日本最古の桜で、1922年に国の天然記念物第1号に指定されました。幹周り約12メートル、樹高約10メートルの巨木で、春には淡いピンク色の花が八ヶ岳や南アルプスを背景に咲き誇ります。山梨県北杜市の実相寺にあり、日本三大桜の筆頭として知られています。
見頃は3月上旬〜4月上旬です。開花時期は年によって変動するため、北杜市観光協会の公式サイトで確認してください。
拝観料は桜シーズン限定で一般500円、北杜市民300円(身分証必要)、中学生以下無料。現金払いのみ、東側山門で受付。桜シーズン以外は無料です。
新宿から約2〜2.5時間。電車なら特急あずさで韮崎駅経由、車なら中央道で小淵沢IC・長坂IC・須玉IC利用。
周辺には眞原桜並木(車10分)、清春芸術村(車15分)があり、半日で3つの桜名所を巡れます。八ヶ岳エリアの高原野菜料理、八ヶ岳牧場ソフトクリーム、日帰り温泉も楽しめます。









