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北杜市空き家バンクで始める移住生活|登録から契約まで完全ガイド

公開日:2026.02.20 

暮らし・移住
#移住支援制度

山梨県北杜市への移住を検討しているけれど、住まいをどう探せばいいのか悩んでいませんか。一般的な不動産サイトでは地方の物件情報が限られており、希望条件に合う物件を見つけるのは簡単ではありません。そこで活用したいのが、北杜市が運営する「空き家バンク」制度です。この制度を利用すれば、市内の空き家情報を無料で検索でき、八ヶ岳南麓や南アルプスエリアなど、希望する地域の一戸建て物件を効率的に探せます。

本記事では、空き家バンクの基本的な仕組みから物件の探し方、登録から契約までの具体的な流れ、さらに併用できる移住支援制度まで、実務的な情報を網羅的に解説します。この記事を読めば、北杜市での住まい探しの第一歩を踏み出す準備が整うでしょう。

北杜市空き家バンクとは|移住の住まい確保を支援する制度

ここでは、北杜市が運営する空き家バンク制度の基本的な仕組みと、移住者にとってのメリットを詳しく解説します。制度の目的や利用条件を理解することで、あなたの移住計画がより具体的になるでしょう。

空き家バンク制度の基本的な仕組み

北杜市空き家バンクは、市内の空き家情報を登録・公開し、移住希望者が物件を検索できるシステムです。空き家の所有者が物件情報を市に登録すると、北杜市公式サイトで公開され、希望者が自由に閲覧できる仕組みとなっています。

この制度では、北杜市が物件所有者と利用希望者のマッチングや情報提供を行います。ただし、最終的な契約(売買・賃貸)は当事者同士、または市が紹介する不動産業者の仲介により締結されます。

※物件の契約・交渉については、トラブル防止のため、当事者同士ではなく北杜市空き家バンク協力会による仲介を勧めています。

市内には大泉、小淵沢、高根、明野、白州、須玉、武川、長坂の8エリアがあり、それぞれ異なる特徴を持つ物件が登録されているため、希望する地域や生活スタイルに合わせた選択が可能です。

利用できる人の対象者と条件

北杜市空き家バンクの主な対象者は、空き家に定住または定期的に滞在し、地域の活性化に寄与できる方となります。北杜市への移住・定住を検討している方や、継続的に滞在して地域との関わりを持つ意思のある方が対象です。

ただし、この制度は夏季限定などの特定期間だけの別荘利用や、短期的な滞在を目的としたものではありません。空き家の有効活用と地域の活性化という制度の目的から、地域住民と協調して生活できること、地域コミュニティへの参加や地域活動への協力が期待されています。

山梨県内の他市町村からの移住も対象となるため、地域との関わりを大切にしながら生活したい方に適した制度となっています。

一般の不動産取引との違いと3つのメリット

空き家バンクと通常の不動産取引には、大きく3つの違いがあります。

まず、物件情報については北杜市の公式サイトで所在地や建物の構造、土地面積、間取り、価格などの詳細を無料で閲覧できます。無料閲覧自体は多くの民間不動産サイトでも一般的ですが、空き家バンクの場合は自治体が直接情報を公開しているため、情報の正確性や信頼性が高い点が特色です。また、物件によっては不動産業者を介さず契約できる場合もありますが、北杜市ではトラブル防止のため、北杜市空き家バンク協力会に加盟する不動産会社による仲介を推奨しています。

次に、自治体の支援が受けられることです。北杜市ふるさと納税課などの窓口が、物件探しから契約手続きまでの案内・調整・相談をサポートしてくれます。移住に関する相談も併せて行えるため、総合的な支援を受けながら住まい探しができるのです。ただし契約自体は、利用希望者と所有者(または協力不動産業者)で直接締結となります。

さらに、移住支援制度との併用が可能な点も大きなメリットとなります。空き家バンクで物件を見つけた後、空き家バンク活用促進リフォーム費等補助金や子育て応援マイホーム補助金など、北杜市が提供する各種支援制度を活用できるため、経済的な負担を軽減しながら移住を実現できます。

物件の探し方|希望条件に合う空き家を見つける方法

ここでは、北杜市空き家バンクサイトでの具体的な物件検索方法を解説します。エリアや価格、間取りなどの条件設定のコツを押さえることで、あなたの理想に合った物件を効率的に見つけられるでしょう。

北杜市空き家バンクサイトでの検索手順

北杜市空き家バンクの公式サイトにアクセスすると、登録されている空き家の一覧が画像付きで表示されます。物件情報には所在地、建物の構造、土地面積、間取り、築年、価格などの詳細が掲載されているのが特徴です。

各物件の詳細ページでは、建物の外観や内部の写真、周辺環境の情報も確認できます。トイレや電気、水道などの設備状況、駐車場の有無、駅からの交通アクセスなども記載されており、生活のイメージが湧きやすくなっています。

気になる物件が見つかったら、北杜市ふるさと納税課に電話またはメールで問い合わせましょう。担当の不動産会社(北杜市空き家バンク協力会)の情報を教えてもらえます。

エリア・間取りで絞り込むコツ

北杜市内の8エリア(大泉、小淵沢、高根、明野、白州、須玉、武川、長坂)は、それぞれ異なる特徴を持っています。八ヶ岳南麓エリアの大泉・長坂・高根・小淵沢は高速道路のICなどに近く利便性が高い一方、南アルプスエリアの白州や武川は自然環境が豊かな地域です。

間取りの選択では、家族構成に応じた検討が重要となります。単身や夫婦二人なら2LDK程度、子育て世帯なら3LDK以上が目安となるでしょう。北杜市の空き家は比較的広い物件が多いため、将来的な家族構成の変化や在宅ワークスペースの確保なども考慮して選ぶと良いでしょう。

エリアごとの生活利便性も考慮すべきポイントです。小淵沢エリアはJR中央本線の駅があり東京方面へのアクセスが良好で、長坂エリアは中央自動車道の長坂ICが近く車での移動に便利な立地となっています。

登録物件の特徴と費用を抑えるポイント

北杜市空き家バンクには、売買物件と賃貸物件の両方が登録されており、一戸建てが中心です。物件の種別や築年、設備の状態によって条件は様々で、比較的新しい物件から古い物件まで幅広い選択肢があります。

価格については、時期や条件によって大きく変動するため、具体的な相場は北杜市空き家バンクの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

登録物件には、購入者または借受者が住宅リフォームを行う場合、工事費の2/3以内・上限100万円までの補助制度を活用できる場合があります。家財(残置物)処分費も一定条件下で一部補助されますが、補助金額や内容は年度や条件により変動するため、必ず最新の公式情報や市窓口でご確認ください。

利用の流れと注意点|登録から契約完了まで

ここでは、空き家バンク利用の具体的な流れと各段階での注意点を解説します。問い合わせから契約までを理解することで、スムーズに物件取得を進められるでしょう。

問い合わせから内覧予約までの手続き

空き家バンクの利用にあたっては、まず利用登録申込書の提出が必要です。氏名、連絡先、移住の目的などの基本情報を記入して、北杜市ふるさと納税課に提出しましょう。

登録が完了した後、気になる物件を見つけたら、北杜市ふるさと納税課に電話またはメールで問い合わせを行います。希望する物件の所在地や建物の種別などを伝えると、担当の不動産会社(北杜市空き家バンク協力会)の情報を教えてもらえます。

内覧の日程調整は、不動産会社を通じて所有者と直接調整することになります。遠方からの移住希望者には、複数物件をまとめて内覧できるよう配慮してもらえる場合もあるため、希望を伝えておくと良いでしょう。

現地確認で必ずチェックすべき7項目

内覧時には、以下の7項目を必ず確認してください。

  • 建物の構造や基礎の状態、雨漏りやシロアリ被害の有無
  • トイレ、電気、水道などの設備が正常に動作するか
  • 周辺環境や交通アクセス、JR中央本線の駅や中央自動車道のICまでの距離
  • 日照条件や風通し、隣接する土地との境界
  • 上下水道、電気、ガスなどのインフラ整備状況
  • リフォームが必要な箇所とその範囲
  • 土砂災害や浸水のリスク、ハザードマップでの確認

敷地の面積や隣接地との境界は登記簿謄本や現地で必ず確認しておきましょう。また、将来的に建て替えを検討する可能性がある場合は、接道状況(建築基準法上の道路に2m以上接しているか)や北杜市の景観条例による制限(建物の高さ・色彩など)も市役所で確認しておくことをおすすめします。

契約時の費用内訳とリフォーム予算の考え方

売買契約の場合、物件価格以外に仲介手数料、登記費用、各種税金などの初期費用がかかります。仲介手数料は物件価格の3%程度が目安となることが一般的です。

空き家バンク登録物件を購入または借受した方には、住宅リフォーム工事にかかる費用の2/3(最大100万円まで)や、家財(残置物)処分費用の一部を補助する制度があります。補助利用には事前申請と市指定業者の施工、定住などの条件が必要なため、最新の詳細は北杜市公式サイトか市窓口でご確認ください。

リフォーム予算は、建物の状態や希望する改修内容によって大きく変動するため、複数の業者から見積もりを取って比較検討しましょう。補助金を活用する場合は事前申請が必要なので、早めに北杜市ふるさと納税課に相談することが大切です。

北杜市の移住支援制度|空き家バンクと併用できる補助金

ここでは、空き家バンクと併用して活用できる北杜市の移住支援制度を紹介します。子育て応援マイホーム補助金やお試し住宅など、移住実現を総合的にサポートする制度を理解することで、経済的負担を軽減しながら移住計画を進められるでしょう。

子育て応援マイホーム補助金の申請方法

北杜市では子育て世帯・若者世帯の定住促進を目的として、住宅取得に対する補助金制度を設けています。補助金の限度額は新築・建売住宅で最大150万円、中古住宅の場合は最大100万円です(2025年6月時点)。

対象は15歳未満の子どもを養育する世帯または39歳以下の夫婦世帯で、住民登録や定住の意思など条件があります。申請手続きは、住宅購入の契約締結後1年以内に計画書を市へ提出し、市の承認後、住宅取得後3か月以内にあらためて交付申請書類を提出する流れです。

空き家バンク登録物件の購入にも適用できるため、両制度を併用することで経済的メリットが高まります。詳細な条件については北杜市公式サイトでご確認ください。

空き家バンク活用促進リフォーム費等補助金で初期費用を軽減

空き家バンクに登録されている物件を購入または賃貸する場合、リフォーム費用や残置物処分費用に対して最大100万円(補助率2/3)の補助制度を利用できます(2025年6月時点)。

対象となるのは北杜市空き家バンクに登録された物件の購入者または賃借人で、住宅の改修工事や家財道具の処分費用などに適用されます。築年数が経過した空き家では、水回りや電気設備の修繕が必要なケースも多いため、この補助金が有効活用できるでしょう。

対象者は賃貸借契約又は売買契約を締結した日から1年以内に申請する必要があり、工事や処分着工前に窓口への相談が必須となります。補助制度の詳細や申請条件は年度・個別事情により変動するため、事前に北杜市ふるさと納税課へ相談し、最新の公式情報を確認してください。子育て応援マイホーム補助金と併用できる場合もありますが、枠・条件にご注意ください。

移住相談窓口の活用で得られるサポート

北杜市への移住相談は「移住定住相談窓口」が総合的な窓口となっており、住まいや地域の生活環境、子育て支援制度、移住支援金など幅広い内容について専門スタッフが対応しています。空き家バンクの手続きや物件情報に関しては、同じ施設内の「ふるさと納税課シティプロモーション担当」が専門窓口となります。

移住定住相談窓口では、希望するエリアや予算に応じた住まい探しのアドバイスや、各種補助金制度の申請手続きに関する案内も提供されます。相談方法は電話・メールのほか、オンライン相談や土曜相談にも対応しています。事前予約なく来所した場合は対応できないケースもあるため、公式サイトでのオンライン予約や相談窓口に事前連絡をおすすめします。

移住や空き家バンク利用を具体的に検討している方は、まず希望条件を整理したうえで事前相談・情報確認すると、効率的な住まい探しや制度活用につながるでしょう。

お試し住宅で北杜市の暮らしを体験する

北杜市では移住を検討している方向けに、実際の生活を体験できる「お試し住宅」制度を運営しています。2泊3日以上7泊8日以内の利用期間で、入居日と退去日は平日のみ(チェックイン午後3時/チェックアウト午前11時)という条件があります。

利用料は無料で、実際の集合住宅一室を使いながら市の交通や買い物施設、自然環境などリアルな暮らしを体感できます。

申込は利用開始日の14日前までに専用申請書類・計画書・本人確認書類をメールで提出する方法に限られています。利用期間中には「移住定住相談窓口」に立ち寄り相談することが推奨されており、日程調整を考慮のうえ、早めの申請が必要です。

まとめ

ここまで北杜市空き家バンクの仕組みから具体的な利用方法、併用できる移住支援制度まで詳しく解説してきました。記事をお読みいただき、ありがとうございます。山梨県北杜市への移住は、適切な情報と支援制度を活用することで、より実現しやすくなります。最後に、この記事の重要なポイントを改めて整理してお伝えします。

北杜市空き家バンク活用の重要ポイント

  • 北杜市空き家バンクは市が運営する無料の物件情報システムで、8エリアの多様な物件から希望条件に合う住まいを探せる
  • 物件検索から契約まで細かくステップがあり、内覧時には建物状態・設備・インフラ・周辺環境などの確認が必須
  • 子育て応援マイホーム補助金や空き家バンク活用促進リフォーム費等補助金を利用することで経済的負担を軽減できる
  • 移住定住相談窓口とふるさと納税課シティプロモーション担当が住まい探しから補助金申請まで総合的にサポートしてくれる
  • お試し住宅制度(2泊3日以上7泊8日以内・無料)で実際の暮らしを体験してから移住を決断できる

北杜市への移住は、空き家バンク制度と各種支援制度を組み合わせることで、経済面でも生活面での負担を軽減し、スムーズなスタートにつながる可能性があります。

八ヶ岳南麓や南アルプスエリアなど、自然環境に恵まれた北杜市での新しい暮らしを実現するために、まずは移住定住相談窓口への問い合わせやお試し住宅の利用から始めてみてはいかがでしょうか。詳細な情報や最新の制度内容については、北杜市公式サイトでご確認いただき、あなたに合った移住計画を具体化していきましょう。

この記事のポイントQ&A

Q
北杜市の空き家バンクは誰でも使えますか?
A

北杜市への移住・定住を検討している方が対象です。別荘や短期滞在目的の利用は対象外で、地域コミュニティに参加する意思があることが条件になります。山梨県内の他市町村からの移住者も利用できます。

Q
移住前に北杜市の暮らしを試すことはできますか?
A

できます。「お試し住宅」制度があり、2泊3日〜7泊8日まで無料で利用できます。申込は利用開始の14日前までに書類をメールで提出する必要があります。

Q
空き家バンクの物件を買うときにお金はかかりますか?
A

物件情報の閲覧・登録は無料です。ただし契約時には仲介手数料(売買の場合は物件価格の3%程度が目安)や登記費用、各種税金がかかります。リフォーム費用については購入者は最大100万円(補助率2/3)の補助制度を活用できる場合があります。

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