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北杜市の公園で見つける理想の家族時間|厳選スポット完全ガイド

観光
#温泉 #体験・アクティビティ #キャンプ #自然体験 #山・森 #川・湖・滝

「自然豊かな環境で子育てをしたいけれど、休日に遊べる公園があるのだろうか」そんな疑問を抱く家族にとって、山梨県北杜市は注目すべきエリアです。

八ヶ岳と南アルプスに囲まれた北杜市には、県営レベルの大規模施設から特色ある自然体験施設まで、多様な魅力や特色を持つ公園が点在しています。東京から車で約2時間というアクセスの良さも魅力の一つでしょう。

この記事では、数ある公園の中から移住や観光の判断材料となる厳選スポットのみを紹介します。各施設の具体的な特徴、利用料金、アクセス方法を客観的なデータと共にお伝えし、あなたにとって最適な公園選びをサポートいたします。

北杜市公園が家族に選ばれる4つの理由

北杜市は人口約45,276人(2025年2月時点)、総面積602.48平方キロメートルの山梨県内最大の自治体です。ここでは、家族連れから高い評価を得ている北杜市の公園環境について、客観的なデータを基に4つの理由からその魅力をお伝えします。

北杜市の標高400m~1,400mという高低差を活かした公園整備や、東京から約2時間という良好なアクセス条件は、移住や観光を検討される方にとって重要な判断材料となるでしょう。自然環境、立地条件、施設充実度、気候の4つの観点から、他地域との明確な差別化ポイントをご紹介いたします。

八ヶ岳・南アルプス山麓の自然環境を活かした公園整備

北杜市は八ヶ岳・南アルプス山麓という地理的特徴を持ち、標高400m~1,400mの高低差により多様な自然環境が形成されています。この恵まれた立地条件を活かした公園整備が、他地域では体験できない魅力的な環境を生み出しています。市内の一部地域が南アルプス国立公園、秩父多摩甲斐国立公園、八ヶ岳中信高原国定公園に指定されており、豊かな自然環境が保護されています。

県立八ヶ岳牧場の一部を開放して作られたまきば公園では、標高約1,400mの雄大な自然と広大な緑の牧草地の中で動物とのふれあいが楽しめます(11月中旬から4月中旬までは冬期閉鎖)。森林率76.4%という豊かな緑に囲まれた環境では、都市部では体験できない本格的な自然体験が可能です。八ヶ岳の等高線に沿った地形を活用した公園設計により、どこまでも続く高原風景を楽しむことができるでしょう。

東京から2時間のアクセス良好な立地条件

東京(新宿駅)から北杜市へのアクセスは、車で約2時間、電車でも約2時間という良好な条件が整っています。車でのアクセスでは中央自動車道を利用し、小淵沢IC、長坂IC、須玉ICが利用可能で、目的地のエリアに応じて最適なインターチェンジを選択できます。

特急あずさ号は新宿~小淵沢駅間で運行されており、小淵沢駅への停車本数は時期により変動します(一部列車は通過・臨時停車を含む)。この優良なアクセス条件により、首都圏からの日帰り利用から宿泊滞在まで、多様な利用スタイルが可能となっています。週末利用や二地域居住といったライフスタイルにも対応できる距離と時間は、北杜市公園の大きな魅力の一つです。

県営レベルの大規模公園から特色施設まで充実

北杜市には県営まきば公園のような大規模総合公園から、オオムラサキセンターなどの教育施設まで、多様なジャンルの施設が整備されています。

県立八ヶ岳牧場の一部を開放して作られたまきば公園は、歴史あるのどかな牧草地の中で牛やヒツジとのふれあいが楽しめる大規模施設です。入園料は無料でありながら、本格的な牧場体験や動物とのふれあいが楽しめる充実した内容となっています。

白州・尾白の森名水公園べるがでは、キャンプ・温泉・公園が一体となった総合レジャー施設として、南アルプス天然水の源流である尾白川の清流を活かした親水公園体験が可能です。

三分一湧水公園では名水百選に選ばれた湧水を間近で観察でき、歴史学習も兼ねた家族の時間を過ごせます。これらの施設規模と質の高さは、他地域と比較しても際立った特徴といえるでしょう。

標高差による涼しい気候で快適な夏の公園利用

北杜市の気象データによると、年平均気温はおおよそ10度前後で、日照時間は年間2,000時間を超える地域が多くなっています。標高400m~1,400mの高低差により、夏季は高原特有の冷涼な気候が期待できる一方、近年は最高気温が30度を超える日も増加しています。標高1000m以上のエリアでは、夜間は気温が下がるため夏でも比較的涼しく過ごせる日があるのが特徴です。

積雪量は標高1000m近辺までであれば、一冬に15cm程積もることが3回くらいという状況で、日本海側の雪雲を八ヶ岳と南アルプスが遮るため、雪が降ることは比較的少なく、冬場は晴天の日が続きます。降水量は年間約1,000~1,100mmで全国平均より少なく、日照条件に恵まれた地域として公園利用に最適な環境が整っています。標高に応じてライフスタイルが選べることは、北杜市公園利用の大きなメリットとなっています。

山梨県立まきば公園|八ヶ岳牧場と一体の県内最大級公園

ここでは、北杜市を代表する県営施設である山梨県立まきば公園の魅力を詳しくご紹介します。八ヶ岳南麓の県立八ヶ岳牧場と一体整備された本施設は、標高1,400mの雄大な自然環境と広大な牧草地を活かした県内最大級の公園として高い評価を得ています。

入園料無料でありながら本格的な牧場体験が楽しめ、中央道長坂ICから車で約15~20分という好アクセスも魅力です。家族連れから観光客まで幅広い層が安心して楽しめる充実した施設内容をお伝えします。

敷地面積と放牧地を含む圧倒的なスケール感

県立まきば公園は、県立八ヶ岳牧場の一部を開放して作られた広大な敷地を誇る施設です。八ヶ岳南麓の雄大な自然と広大な緑の牧草地を活かした公園整備により、高原の自然を活かした、圧倒的なスケール感を実現しています。

放牧地を含む総合的な敷地面積は県内の公園としては最大級の規模を誇り、訪れる人々に開放感あふれる体験を提供しています。標高1,400mの高原に広がる牧草地では、八ヶ岳、富士山、南アルプス連峰の絶景を同時に楽しむことができ、他地域の公園とは一線を画すスケールの大きさが特徴的です。広大な敷地内には動物ふれあい広場や散策路、休憩施設などがあり、幅広い楽しみ方ができます。

無料入園で楽しめる本格的な牧場体験施設

県営施設として運営されるまきば公園の最大の魅力は、入園料無料でありながら本格的な牧場体験ができることです。ヤギや羊、ポニーなどの動物と自由にふれあえる環境が整備されており、大自然の中でのびのびと過ごす動物たちとの交流を通じて、貴重な体験を得ることができます。

園内には県内特産の畜産物を素材にした料理を提供するまきばレストランが併設されており、甲州牛や高原野菜、牛乳、ワインなど山梨が誇る食材を活用した本格的な料理を楽しめます。コミュニティーホールでは畜産物の生産から流通・消費までを学べる畜産資料展示室もあり、教育的価値の高い施設となっています。園内にはバリアフリー対応の遊歩道やトイレ、車椅子対応設備が整備されています。

中央道長坂ICから15分の好アクセス

まきば公園へのアクセスは、中央自動車道長坂ICから車で約15~20分という良好な立地条件にあります。東京方面からのドライブでも十分日帰り圏内であり、家族でのお出かけスポットとして高い利便性を誇っています。

園内には広い駐車場が複数箇所に整備されており、混雑時でも安心して車を停めることができます。公共交通機関を利用する場合は、JR小海線甲斐大泉駅または清里駅からタクシーで約10分の距離にあります。4月から11月の開園期間中は、清里駅から「清里ピクニックバス」など季節運行のバスが利用できる場合がありますが、運行日や時刻、停留所などの詳細は、清里観光振興会やバス運行会社の公式ページでご確認ください。八ヶ岳高原ライン沿いという分かりやすい場所にあるため、初めて訪れる方でも迷うことなくアクセスできる点も魅力の一つです。

年間通して利用できる高原気候の魅力

標高1,400mに位置するまきば公園は、高原特有の気候により年間を通じて快適な公園利用が可能です。特に夏季は都市部と比較して涼しく、家族連れにとって高原ならではの爽やかな環境を楽しめる場所となっています。

開園期間は4月から11月までとなっており、営業時間や休園日は年度によって異なる場合があります。ご利用前に必ず公式サイト等で最新の開園日程・営業時間・休園日をご確認ください。5月中旬頃には「やまなし」の県花である白い花が青空に映える美しい光景を楽しむことができ、四季折々の自然の変化を体感できる環境が整っています。近年の夏季気温上昇傾向はあるものの、標高の高さによる相対的な涼しさは健在で、快適な公園体験を提供し続けています。

白州・尾白の森名水公園べるが|複合レジャー施設の決定版

ここでは、山梨県北杜市白州町に位置する「白州・尾白の森名水公園べるが」の魅力を詳しくご紹介します。尾白川の清流を活かした親水公園エリア、甲斐駒ヶ岳温泉「尾白の湯」、キャンプ場、宿泊施設が一体となった複合レジャー施設で、多様な楽しみ方ができます。日帰り利用から宿泊まで、家族構成や予算に応じて柔軟に楽しめる点が最大の魅力でしょう。

キャンプ・温泉・公園が一体の総合施設

べるがの特徴は、総面積約約20万㎡(約6万坪)という広大な敷地内に、尾白川の清流を活かした親水公園や、甲斐駒ヶ岳温泉「尾白の湯」、キャンプ場、宿泊施設が一体となって配置されていることです。森の宿泊館・キャンプ場では森の中にたたずむコテージ風の宿泊施設や、オートキャンプサイト、バンガローなど多様な宿泊スタイルに対応しています。

甲斐駒ヶ岳温泉「尾白の湯」は、地下深くから湧き出るミネラル豊富な超高濃度温泉で、露天風呂からは八ヶ岳や南アルプスの山並みを眺めることができます。営業時間は10:00〜21:00(最終受付20:30)で、宿泊者には特別利用券がついてきます。

南アルプス天然水の源流で水遊び体験

尾白川えん堤エリアでは、日本名水百選にも選ばれている尾白川の清らかな水を利用したウォータースライダーが大人気です。深いところでも大人の膝下程度の浅さで、流れも緩やかなため、小さなお子様も比較的安心して川遊びができます。親水公園エリアには人工的に作られた浅い水遊び場があり、赤ちゃんや幼児も安全に水遊びが可能です。

水中観察では小さな魚も見ることができ、都市部の公園では決して体験できない自然との触れ合いが魅力です。季節ごとに開催される体験イベントには、ニジマスのつかみ取り、クラフト体験(木のアクセサリー作り、リース作りなど)、カブトムシトラップ作りなど、南アルプスの自然環境を活かした多彩なプログラムが用意されています。

利用料金と各施設の詳細コスト情報

べるがでは、GWや夏休み期間のみ5歳以上の方(市外)の方は1人200円の入園料がかかります。それ以外の期間では無料となっています。

尾白の湯(温泉)の営業時間は10:00〜21:00(最終受付20:30)で、総合案内所は9:00~17:00の営業となっています。キャンプ場の利用料金やバンガロー料金については、宿泊タイプや利用時期により異なるため、詳細については公式サイトでご確認ください(2025年6月時点)。

駐車場は普通車300台まで無料で利用でき、中央自動車道須玉ICから車で約20分、電車をご利用の方は中央線小淵沢駅からタクシーで約15分のアクセスとなっています。各施設の最新料金については、利用前に公式サイトまたはお電話でご確認いただくことをおすすめします。

家族での宿泊利用から日帰りまで対応

べるがの魅力は、多様な利用スタイルに対応している点です。日帰り利用では、公園での水遊びと温泉入浴を組み合わせた充実した一日を過ごせます。宿泊利用では、森の宿泊館の各部屋が離れているため、お子様連れやグループでの利用にも最適です。キッチンがついている部屋、お風呂がついている部屋など、用途に合わせて選択できる多様な宿泊オプションが用意されています。

キャンプ場には、オートサイト、テントサイト、バンガロー、さらには車中泊用の湯YOUパークなど、幅広いアウトドア体験が可能です。宿泊者には温泉「尾白の湯」の特別利用券がついてくるため、一日の疲れを天然温泉で癒すことができます。敷地内にはレストラン「レ・アルピ」やBBQ施設があり、食事も楽しめます。

他にもある北杜市の魅力的な公園スポット

ここでは、山梨県北杜市に点在する多彩な魅力を持つ公園を4つご紹介します。

これらの施設は、県営まきば公園や白州・尾白の森名水公園べるがとは異なる個性的な特徴を持ち、北杜市の公園の多様性と豊富な選択肢を示しています。

標高や立地を活かした穴場スポット、歴史ある名水を体験できる場所、国蝶の生態を学習できる教育施設、甲斐駒ケ岳を背景とした美しい水辺空間まで、どれも北杜市の豊かな自然環境を活かした特色ある公園として、家族での利用価値が高いスポットといえるでしょう。

南八ヶ岳花の森公園|リフトカーで登る穴場絶景スポット

南八ヶ岳花の森公園は、東京ドーム1.5個分の広大な敷地の中に四季折々の花々や、季節ごとの収穫体験・手作り体験が楽しめます。最大の特徴は、道の駅南きよさとからリフトカー「こいのぼり号」で山頂へアクセスする特別感ある体験です。リフトカーは往復500円(3才以下無料)で、片道約3分半で展望台まで到達します。

展望台からは南アルプスや八ヶ岳が一望でき、開放的な空間が待っています。園内では季節ごとの収穫体験・手作り体験ができ、石窯ピザ作りやさくらんぼ狩りなど農業体験を楽しめます。中央自動車道須玉ICまたは長坂ICから約10分のアクセスで、駐車場は無料(普通車320台、大型バス6台)となっています。

三分一湧水公園|名水百選の湧水と歴史体験

八ヶ岳の懐から湧き出る三分一湧水は、「日本名水百選」に指定されています。この公園の最大の魅力は、美しい湧水を間近で見学し、その清らかな流れを観察できることです。三分一湧水は武田信玄の治水事業として歴史的価値も高く、三分一湧水に隣接する三分一湧水館では、湧水に関する歴史を知り、仕組みを体感できるジオラマなどを展示しています。

園内には散策路が整備され、美しい景観と清涼感を味わえる名所となっています。公園には大きな遊具もありますので、子どもと一緒に歴史学習と自然体験を組み合わせた有意義な時間を過ごせるでしょう。三分一湧水館では学習機会も提供されており、湧水について学んでから実際の湧水を見学することで、より深い理解と体験が可能です。

オオムラサキセンター|国蝶の生態学習施設

北杜市長坂町は、全国有数のオオムラサキの生息地として知られています。国蝶であるオオムラサキを軸とした環境教育を実施しているこの施設では、一年を通じてオオムラサキの生態を観察することができるとともに、観察会や工作教室などの体験イベントも数多く行っています。

「本館」「森林科学館」「びばりうむ長坂」の3つの建物があり、本館と森林科学館では、オオムラサキをはじめとした国内外の昆虫標本を約1万点展示しています。約6haの広さを持つ「オオムラサキ自然公園」では、自然状態のオオムラサキに出会うことができます。子どもの環境教育に最適な施設として、炭焼き体験や木工教室など各種のイベントも開催されており、他にない学習機会を提供しています。

大武川河川公園フレンドパークむかわ|甲斐駒ケ岳を望む水辺公園

山梨県北杜市武川町の大武川沿い、南アルプスと八ヶ岳の雄大な眺望の中、キャンプ、バーベキュー、アスレチック、川遊びなど大人も子どもも楽しめる親水公園です。最大の特色は甲斐駒ケ岳を背景とした美しい景観の中で、甲斐駒ヶ岳から湧き出た清流である大武川の水辺環境を活かした公園体験ができることです。

標高650m、自然豊かな敷地約60,000㎡の河川敷に広がる公園で、オートキャンプやバーベキューも楽しめます。中央自動車道須玉ICから車で約20分、JR日野春駅からタクシーで約20分のアクセスです。入園は無料(キャンプ・バーベキューは有料)で、家族での日帰り利用から本格的なアウトドア体験まで幅広く対応している魅力的な公園です。

まとめ

最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。山梨県北杜市の公園選びで迷われている皆様にとって、この記事が理想の家族時間を見つけるお役に立てれば幸いです。

八ヶ岳と南アルプスに囲まれた北杜市には、都市部では体験できない特別な公園環境が数多く存在しています。ここで改めて、記事の重要なポイントをご紹介いたします。

  • 北杜市は東京から車で約2時間、電車でも約2時間の好アクセスで日帰り利用から宿泊まで対応 
  • 標高400m~1,400mの高低差により夏季でも涼しい高原気候で快適な公園利用が可能
  • 県営まきば公園では入園料無料で本格的な牧場体験と動物とのふれあいが楽しめる
  • 白州・尾白の森名水公園べるがは南アルプス天然水の源流で水遊び・温泉・キャンプが一体体験できる 
  • リフトカーでアクセスする南八ヶ岳花の森公園や名水百選の三分一湧水公園など個性豊かな施設が充実

北杜市の公園は、単なる遊び場を超えた価値ある体験を家族に提供しています。八ヶ岳・南アルプス山麓という恵まれた自然環境を活かした公園整備により、子どもたちの成長にとって貴重な自然体験や学習機会が豊富に用意されています。

県営レベルの大規模施設から特色ある教育施設まで、多様な選択肢があることも北杜市公園の大きな魅力です。ぜひ一度、実際に足を運んでいただき、北杜市が誇る公園環境の素晴らしさを体感してください。きっとあなたの家族にとって忘れられない特別な時間となることでしょう。

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